称名寺
- 2017/10/05
- 09:57

今回のブラ散歩は横浜市の金沢区、金沢文庫駅からバスでおよそ10分のところにある称名寺(しょうみょうじ)にやってまいりました!!
一緒にブラ散歩してくれるのはお色気物語の「古川みずき」さんです☆ちょっと天然なところが魅力的であり、愛らしくもある女性ですよん☆

称名寺は、神奈川県横浜市金沢区金沢町にある真言律宗別格本山の寺院であり、山号(仏教の寺院に付ける称号)は金沢山(きんたくさん)です。

創建されたのが、1258年(正嘉2年)と今からなんと約760年前に建てられたとっても由緒ある寺院なのです☆
金沢北条氏の菩提寺にもなっているのです。また、金沢北条氏とは、鎌倉幕府の政権を運営していた北条氏の2代執権 北条義時の息子北条実泰が始祖と言われています。

真言律宗は、真言密教の宗義に基づいた一派であり、空海を高祖として特に仰いでいるんです。

この境内の絵図は「称名寺絵図並結界記」といって元亨3年(1323)に描かれたとされる清浄域(光輝いている汚れのない世界という意味)の範囲を指定したものです。
元々の境内地はこれより広くて、周囲の山域及び総門から仁王門に至る塔頭地域を追加指定し、併せて名称を称名寺境内に変更したんだそうです。

では、早速参道を進んでいきましょう。ここは春は桜が満開になるそうです☆

両側にはお茶屋さんも数件あって、こじんまりとはしていますが趣はあるんです☆

仁王門です。鎌倉時代に造られた高さ4mの大きな仁王像が出迎えます。
仁王門の語源は開口の阿形像と、口を結んだ吽形像の2体を一対として、寺院の表門などに安置することかた、二王→仁王の名になったとのこと。

仁王門横の通用門を入ると、阿字ヶ池を中心に中之島・反橋・平橋を配した「浄土庭園」が広がります。

浄土庭園の向こうには、緑豊かな金沢三山(金沢山・稲荷山・日向山)を背に金堂・釈迦堂・鐘楼(称名晩鐘)があります。

阿字ヶ池を中心とする浄土式庭園は、1320年(元応2年)、金沢氏3代貞顕の代に整備されたもので、発掘調査を経て1987年(昭和62年)に復元されたんだそうです。

浄土式庭園とは、浄土曼荼羅に基づいて配置された庭園のことで、平安時代末期に盛んにつくられいたそうです。

春は桜、初夏になると黄菖蒲、秋は紅葉と四季折々の景観が美しく訪れる人の憩いの場所となっています。
また、例年5月初めになると境内で薪能が行われるのだそうです。

この何てことなさそうな鐘。実はこれ金沢八景の一つ「称名晩鐘」として名高く、昔から地域の人々に愛されてきているんです。以前は大晦日には毎年多くの地元の方が集まり除夜の鐘を鳴らしていたのですが、2011年からは老朽化により除夜の鐘が取りやめになったそうです。

金堂は1861年(天和元年)再建。本尊は国の重要文化財にもなっている木造弥勒菩薩立像が祀られています。

何をお願いしているのでしょうかね?

5月の薪能の際にはライトアップされるのだそうです。

彼岸花は今の時期が見頃です☆まさに秋の彼岸頃に開花するから”彼岸花”と呼ばれるそうです。

お待ちかねの御朱印です。この称名寺は新四国東国八十八箇所霊場七十五番に数えられます。

この称名寺の隣には金沢文庫があります。

北条実時の像です。この実時が六浦荘金沢の居館内に建てた阿弥陀堂が称名寺の起源とされています。

この金沢文庫は、元々、実時が収集した政治、歴史、文学、仏教などに関わる書籍が収められていました。そして、北条氏滅亡後、この称名寺に管理が委ねられました。

ただ、寺の衰退と共に蔵書もかなり持ち出されてしまった為、各地に散逸してしまったそうです。その為「金澤文庫」の蔵書印が捺された古写本は、現在も日本各地にあるそうです。

「金沢八景」というのは京浜急行の快特が止まる駅の1つではなく、六浦荘村と金沢村、今の金沢区にかつて見られた優れた風景から、8つを選んだ風景評価の事を言います。

今、古川さんが見つめてるのは歌川広重作の「瀬戸秋月(せと の しゅうげつ)」です。
他に「小泉夜雨(こずみ の やう)」、称名晩鐘(しょうみょう の ばんしょう)、乙艫帰帆(おっとも の きはん)、洲崎晴嵐(すさき の せいらん) 、平潟落雁(ひらがた の らくがん)、野島夕照(のじま の せきしょう)、内川暮雪(うちかわ の ぼせつ)の7つがあります。

この隧道は、中世につくられたもので、称名寺の伽藍が完成した元亨3年に描かれた「称名寺絵図」には阿弥陀堂のうしろの山麓に両開きの扉があり、その洞門の位置に一致しています。この隧道は、国指定史跡の称名寺と金沢文庫をつなぐ重要な遺跡で、永久に文化財として保存されます。

この後はまだ見るところありますかね〜。

銀杏がぎっしり!!ここ称名寺は銀杏で有名でもあるんです!!称名寺には池のほとりに三本の大銀杏があります。

今日は如何でしたか?
「物静かなところだけど、歴史を深く感じる場所ですね」
それは良かった。
おしまい。
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